【卒業:土曜夜枠にNEW OPEN】魔女と小鳥と眠りの森

【卒業:土曜夜枠にNEW OPEN】魔女と小鳥と眠りの森

いまはむかし、ある町のはずれに、ちいさな森がありました。そこはとても静かで、一歩足を踏み入れれば、小鳥たちのさえずりのほかには何も聞こえず、栗鼠も熊も樹々たちも、みな眠っているかのようでした。その静けさの中を逍遥すれば、悲しい気持ちや嫌な思いを忘れて、穏やかな心を取り戻せるということを、町の人々は知っていました。彼らはその森を“眠りの森”と呼び、たいせつに守っていました。

しかし、時代が変わり、町に高いビルがたくさん立ち並ぶようになると、人々は町での暮らしに忙しくなり、しだいに眠りの森のことを忘れてゆきました。そして眠りの森は、いつしか姿を消してしまいました。

実は、眠りの森には秘密がありました。森の奥にひっそりと、ひとりの魔女が住んでいて、その魔女が森に癒しの魔法をかけていたのです。人々が森で穏やかな心を取り戻すことができたのは、そのためでした。眠りの森が消えてから、魔女は魂だけになり、幾星霜の旅をしました。あたらしい“眠りの森”を探しながら。

長旅の末に魔女が見つけたのは、川沿いのちいさな部屋でした。ここでまた“眠りの森”を開こう、と魔女は思いました。その思いに気がついて、むかし眠りの森でさえずっていた小鳥たちも集まってきました。

かつて樹々や花々にかけていた癒しの魔法を、今度はお茶や料理にかけよう、と魔女は考えました。かつてさえずりにのせて人々に届けていた幸せを、今度は焼き菓子にのせて届けよう、と小鳥たちは考えました。

こうして眠りの森は、再び人々に開かれることになりました。土曜日の夜にだけ、こっそりと。

眠りの森のお食事は、ハーブやスパイスを使った魔女のお料理と、“眠りの森”を模した幻想的なお料理。おなかがすいたら、魔女のスパイスカレーや星空オムライスをどうぞ。おつまみ、お酒もご用意しています。

ハーブティーも数種類ご用意しています。そのときの気分に合ったハーブティーを見つけてみてください。

本を読みながらひとやすみしたいときは、小鳥たちの焼き菓子をどうぞ。美味しい珈琲、紅茶もお淹れします。

不安なことや悩み事があるときは、タロット占いをどうぞ。鳥の絵柄の可愛いタロットカードで、あなたのお手伝いをします。

眠りの森での過ごし方は、人それぞれ。ぜひ一度足を運んで、あなたらしい過ごし方を見つけてみてください。

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【卒業:土曜夜枠にNEW OPEN】魔女と小鳥と眠りの森

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魔女と小鳥と眠りの森

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