展示の作品達は、2019年秋の鴨川スケッチのセレクションです。私は、顔彩耽美の絵具、胡粉、パネル、和紙などの日本の顔料、画材を使用してこれらを描きました。

今月、私は冬に備えて川岸の草を刈る鴨川の清掃員さんと頻繁にレースをしました。清掃員さんが川ぞいの草を刈り、片づけてゆく道を進んで行く時、彼らに刈られる前に秋の草を描くために、私は清掃員さんのすぐ前まで自転車で先回りして秋の草を描きました。翌日には同じ風景に戻れないことを知っていました。でもそれは、スケッチを素早く完成させようとする動機を与えてもくれました。今私は、彼らの努力に感謝しています。

鴨川は、京都の生活の中で私にとって特別な場所です。そして、私のスケッチは、そこにある沢山の「質感」「生きているもの」を祝うものです。この展覧会は、目の前の生きている世界に近づき、正面に座り、よく見ることと、その質感に触れることの練習です。

リバーサイドカフェで作品を展示できることを光栄に思います。この展覧会の実現を支援してくださった持木百合香 、ロビン・ホシノ、オキラム・アティソニック、若林静香、クリストファー・モナハンに感謝します。

ロビン・オウィングズ

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Robin Owings ( ロビン・オウィングス)

アメリカ、アラバマ州生まれ。小学生の時に兄の付き添いで合気道を見学した際、興味をもち合気道を始める。（兄は合気道はしなかった）2019 年現在、合気道暦は１７年になる。アメリカでは合気道の他、農園で働きながら、絵画や音楽、パフォーマンスなど、様々な方法で芸術作品を制作する。2015 年、かねてより念願であった合気道指導者岡本洋子先生の指導を受けるため来日。以後、合気道京都にて合気道を行う傍ら、京都の自然をスケッチしている。武道家であり、自然を愛する芸術家である。
www.robinowings.com